審美治療コラム

審美歯科とは

かつて「芸能人は歯が命」という歯磨き粉のコマーシャルが、話題になったことがありました。
あのコマーシャルの効果は絶大で、当初1年分と予想していた30万本の歯磨き粉が、わずか1週間で完売したということです。
それまで日本人の意識になかった歯の美しさというものを、あのコマーシャルは教えてくれました。歯は丈夫で虫歯がないのが一番、という歯に対する意識を変えてくれたのです。
それ以降、芸能人の専売特許だった歯のホワイトニングが、一般の人たちにも普及し始めました。

審美歯科治療は保険適用外
審美歯科とは、その名の通り、見た目の美しさを重視した歯科治療のことです。
審美歯科の治療は、保険適用外の自由診療になります。
健康保険適用診療は、すべての国民が、生きていくために必要な医療・治療を平等に受けることができるための制度なので、一般的な保険適用の歯科治療は、治療法や使用する材料、薬などに制限があり、歯の機能を回復させることだけが目的の、最低限の治療になってしまいます。
見た目の美しさにこだわって治療をしようとすると、保険適用範囲内では不可能になり、自由診療、つまり自費診療になるのです。

審美歯科の役割
審美歯科治療には、歯を白くすることが目的の治療法や、歯並び・噛み合わせをきれいに整える治療法、なくなった歯を人工の歯で補う治療法など、いくつかの治療法があります。
審美歯科の世界は、どんどん進歩しています。人間の体全体の健康に影響する大切な歯を強くして、口元をより自然にきれいに見せて、快適な食生活を送ることができるようにするという審美歯科は、長寿社会に生きる私たちにとって、今後ますます大切な役割を担うことになるでしょう。

審美歯科治療法の種類
審美歯科治療をいくつか紹介します。

・ホワイトニング治療
美しい白い歯にするための方法が、ホワイトニング治療です。毎日ちゃんと歯を磨いても真っ白い歯にするのは、不可能です。多くの人の歯は、やや黄ばんだ色をしています。
それを白くするためにホワイトニング用のジェルを歯に塗って、少しずつ漂白していきます。
当医院では自宅で行うホームホワイトニングがあります。
歯は一度白くしても、元の色に戻ろうとする働きがあり、この色戻りを防ぐためには、ホームホワイトニングが効果的です。
自宅でホワイトニングをすることにより、徐々に白い歯になっていきます。

・オールセラミッククラウン治療
差し歯ともいわれる治療法ですが、変色したり歯ぐきが黒ずんだり劣化したりする保険適用の被せものと違って、セラミック製のクラウン(被せもの)を使用するので、いつまでも劣化することなく、天然の歯と同じように自然できれいな仕上がりになります。 この治療法は、歯の周囲を削ってセラミッククラウンを被せます。歯並びや歯の形もきれいに整えることができます。

・ラミネートベニア治療
歯の表面だけを薄く削って、セラミック製の薄いシートを貼り付ける、前歯に施す方法です。
全体の歯並びを整えるには適切な方法ではありませんが、前歯のすき間を埋めたり、ホワイトニング効果が出にくい歯を白くしたりするために行います。
削る量が少ないので麻酔も必要なく、仕上がりもきれいになります。

・メタルボンド治療
金属のフレームにセラミックを焼き付けたクラウンを被せる治療法です。虫歯などでかなり削った歯に被せます。耐久性が強い金属製なので、強く噛みしめる奥歯に使用します。
デメリットとして、長い間には歯ぐきが痩せてきて金属部分が見えるようになることがあります。また、金属アレルギーの方は、この治療法はできません。

・セラミックインレー治療
セラミック製の詰めものを詰める治療法で、虫歯治療をした奥歯に行います。白いので、口を開けた時に金属が見えるのはイヤだという方には、適しています。
正しい治療法を行うことで、噛み合わせが良くなり、金属アレルギーの方も安心して治療ができます。